4%ルールの用語解説
検証期間(けんしょうきかん)とは?
- 過去の株価や債券などの実際のデータを使って、資産をどの程度切り崩しても枯渇しないかを検証する期間です。
- たとえば「1970年〜2000年」の市場データを使って分析する場合、検証期間は30年間になります。
引き出し期間(ひきだしきかん)とは?
- 引退後に資産を取り崩しながら生活していく期間です。
- たとえば「20年間の引き出し期間」は、「20年間にわたって資産を使っていく」という意味です。
引き出し率(ひきだしりつ)とは?
- 毎年、初期の資産額に対してどれくらいの割合でお金を使うかを示す数字です。
- たとえば、初期資産が1,000万円で、毎年40万円使う場合、引き出し率は4%です。
- その後、資産が増減しても、毎年の引き出し額は「初期資産の4%」で一定です。
成功率(せいこうりつ)とは?
- シミュレーションしたすべてのケースのうち、引き出し期間の最後まで資産が尽きなかった割合です。
- たとえば100通りのシミュレーション中、90回で資産が残っていれば成功率は90%です。
用語の関係とシミュレーションの流れ
- 1. 検証期間:どの期間の市場データを使うかを決めます(例:1970〜2000年)。
- 2. 引き出し期間:何年間資産を使い続けるかを決めます(例:20年)。
- 3. 引き出し率:毎年、初期資産から何%取り出すかを決めます(例:4%)。
- この3つを組み合わせて、1年ごとに開始時期をずらしながらシミュレーションを実行します。
- 最後の年まで資産が残ったかどうかを確認し、成功した割合を成功率として表示します。
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